旭川東高等学校東京同窓会
同好会

◎さんぽを楽しむ会

第11回 隅田川~向島~浅草コース

2013年11月22日(水)に開催されました。

同好会

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開催日時

平成25年11月22日(水)10:00~

コース

隅田川吾妻橋西詰の水上バス乗場前集合(10:00)
→待乳山聖天 →池波正太郎誕生地 →山谷堀公園
→三囲神社 →東京スカイツリー・ソラマチ(小休憩)
→東武鉄道乗車:スカイツリー駅>浅草駅
→浅草寺:雷門>仲見世>宝蔵門>本堂・境内
→浅草神社・二天門 →時の鐘
→食事処「浅草うまいもん あづま」で昼食(13:30~昼食会)

 

実施概要

 2013年11月22日、旭川東高等学校東京同窓会第11回「さんぽを楽しむ会」は、「隅田川~向島~浅草」コースを、東高6期から27期までの総勢16名の参加で実施しました。当日はさわやかな秋晴れのさんぽ日和に恵まれました。今回も第3回より続いてわかりやすい説明が好評の郷土史家渡辺功一さんのご案内です。

 午前10時に吾妻橋西詰の水上バス乗場前に集合。晴れた空にスカイツリーがくっきりと映えています。おりから出航するアニメ界の巨匠・松本零士氏がデザインした「ヒミコ」を目撃。乗組員も「銀河鉄道999」の車掌を彷彿とさせる制服姿がなかなかカッコいい。隅田川両岸を整備して散策路とした隅田川テラスを歩き、第一の目的地の待乳山聖天へ。待乳山聖天は、本龍院という浅草寺の子院のひとつです。待乳山という小高い丘の上にあり、江戸時代からランドマークとして浮世絵などにも描かれた名所です。

 

 隣の公園には江戸時代を舞台とした時代小説で知られる池波正太郎生誕地の記念碑があります。春は桜の名所として知られ、スカイツリーのビューポイントとしても知られる山谷堀公園へ。今は埋め立てられていますが、江戸時代は日本堤から今戸までの人工の水路で、江戸名所のひとつに数えられていました。隅田川から猪牙舟で吉原へ通うのを「山谷通い」とも言い、界隈には船宿や料理屋が立ち並び、たいそう粋なところだったそうです。渡辺さんのお話しでは、九つあった橋の中で紙洗橋付近には、漉き返しの紙を作る職人が多く、原料の紙屑を山谷堀の流れにさらしおく間、吉原へ行き張見世を見てまわったそうです。見るだけで登楼しないことから、紙をさらしておく工程の「冷やかす」ということばが、買う気がないのに売り物を見たりすることを表す言葉となったとのことでした。

 

 隅田川テラスに戻り、X形をした歩行者専用の桜橋を墨田区側へ渡って三囲神社へ。三囲神社は三越の前身、越後屋を営む三井家が、江戸時代から守護神として崇めた神社です。三囲の「囲」の文字が「三井を守る」と考えられ、今でも三井グループが信仰しています。この日もそれらしい方々が参拝していました。

 

 墨田郷土資料館の前を通り、東京の新名所スカイツリーへ。634mの塔の御膝下ソラマチで小休憩。整備された北十間川に沿って歩き、スカイツリー駅から東武線に乗って浅草駅へ。いよいよ東京の名所浅草寺へと向かいます。

 

 浅草寺は東京都内最古の寺です。まずは、雷門。左の雷神、右の風神をよく見ることなどなかったかもしれません。新しくなったばかりの第5代目の大きな提灯には懐かしいナショナルの松下幸之助の名前がありました。混雑する仲見世通りの裏側を進み、戦前は仁王門といった宝蔵門をくぐり、観音様が祀られている本堂へ。その後境内を散策しました。五重塔の位置が戦前は反対側だったとか。三社祭で知られる浅草神社へ。境内の被官稲荷などを見学し、浅草寺二天門へ。この門は、もとは焼失した東照宮の門でした。浅草神社と二天門は戦災にも焼け残った貴重な国指定の重要文化財です。

 

 江戸時代の時を報せる時の鐘を見学して、昼食会場の「浅草うまいもん あづま」へ。リーズナブルながら美味しい和食とアルコールで、大いに盛り上がりました。

 今回は8㎞約12000歩のさんぽで楽しいひと時を過ごしました。いつも見慣れた街でも思いがけない発見をさせてくださる渡辺さんに、改めて感謝します。次回春は増上寺あたりへ出かける予定です。多くの皆様の参加をお待ちしております。(27期 砂澤祐子記)