旭川東高等学校東京同窓会
同好会

◎さんぽを楽しむ会

第10回 谷中・根津・千駄木(谷根千)コース

2013年5月22日(水)に開催されました。

同好会

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開催日時

平成25年5月22日(水)10:00~

コース

東京メトロ 千代田線 根津駅改札前集合(10:00)
→根津神社→森鴎外記念館(観覧料300円) →ヘビ道 →大圓寺
→全生庵 →谷中霊園(徳川慶喜ほか多数の著名人が眠る)
→天王寺五重塔跡 →功徳林寺 →長安寺 →観音寺 →経王寺 
→夕焼けだんだん →谷中銀座 →初音小路 →よみせ通り
→西日暮里駅 →食事処「玄海寿司」で昼食(13:30~昼食会)

 

実施概要

 5月22日、旭川東高等学校東京同窓会第10回「さんぽを楽しむ会」は、下町の風情が残る「谷根千(谷中・根津・千駄木)」コースを、東高7期から27期までの総勢12名の参加で実施しました。当日はさわやかな初夏を思わせる好天に恵まれ、10回目の記念すべき会も楽しいひと時となりました。今回も第3回より続いてわかりやすい説明が好評の郷土史家渡辺功一さんのご案内です。

 

 午前10時に地下鉄千代田線根津駅に集合。つつじで名高い根津神社へと向かいました。根津神社の現在の社殿は、5代将軍・徳川綱吉の造営で、境内に胞衣塚が残る6代将軍となった家宣生誕の場所でもあります。このあたりには、神社の賑わいとともに江戸時代から遊郭があったそうで、明治に入り、東京大学が近いため廃止されたという渡辺さんの話を聞きながら、次の目的地の文京区立森鷗外記念館へ向かいました。団子坂上に位置する鷗外の旧居「観潮楼」跡に建つ記念館は、鷗外生誕150年にあたる昨年11月に開館しました。当日は特別展「鷗外の見た風景-東京方眼図を歩く」という、さんぽを楽しむ会にぴったりな展覧会が開催中。方眼の地図を明治時代に企画したのは鷗外ということで、明治の東京を追体験できるというものでした。当時、観潮楼の2階からは品川沖が眺められたということですが、今は家の向こうにスカイツリーが見えます。

 

 団子坂を下りて、旧藍染川の上のくねくねしたへび道をちょっとながめて、まっすぐ谷中霊園へ。途中、鈴木春信の錦絵で評判となった笠森お仙の碑のある大圓寺、さらに明治新政府で活躍した山岡鉄舟が開き、落語家三遊亭円朝の墓がある全生庵に立ち寄りました。谷中霊園では、なぜか涼しい風が吹く中、徳川幕府最後の将軍慶喜の墓参り。谷中霊園には長谷川一夫など多くの有名人が眠っています。また、幸田露伴の『五重塔』の小説で有名な天王寺五重塔跡もあります。関東一高い塔であったのが、昭和32年の放火で焼失という説明に「生まれていない」「東京に出て来た年だ」などそれぞれの感想を述べる一幕もありました。

 

 霊園を後にして、笠森稲荷があった功徳林寺、鎌倉・室町時代の板碑(卒塔婆の一種)と狩野芳崖の墓がある長安寺、江戸の風情を残す築地塀、赤穂浪士ゆかりの観音寺に立ち寄りながら、経王寺へ。経王寺の山門には、逃げ込んだ彰義隊へ向けて発砲した新政府軍の銃弾の跡が今も残っています。

 

 夕焼けの名所として知られる夕焼けだんだんの階段を降り、谷中銀座を通り、初音小路で都せんべいを買い、よみせ通りのお地蔵さんにお参りして西日暮里駅前へ。あっという間の3時間半でした。

 

 昼食は西日暮里駅近くの「玄海寿司」。おいしいお寿司に冷えたビールと枝豆、サラダ、ぶり大根、ホタルイカの沖漬けなどなど。15期朝比奈幹事の交渉力で、リーズナブルでボリュームたっぷりの昼食をいただきました。

 

 今回も、12000歩の楽しくてちょっと物知りになるさんぽを満喫することができました。豊富な知識で楽しく案内してくださる渡辺さんに、改めて感謝します。次回秋11月をお楽しみに。皆様のご参加をお待ちしております。(27期 砂澤祐子記))