旭川東高等学校東京同窓会
同好会

◎さんぽを楽しむ会

第8回 皇居参観と外濠虎の門・山王日枝神社

2012年5月23日(水)に開催されました。

開催日時

平成24年5月23日(水)9:00~

コース

 東京駅駅南口 9:10出発 →改装落成間近の東京駅全貌

→ 東京中央郵便局全貌 → 蘭船”デ・リーフデ号”像

→桔梗門前9:30より入場受付 →窓明館(皇居概要説明)

→10:00入場 →富士見櫓下 →宮内庁 →宮殿東庭

→皇居正門鉄橋(二重橋)・伏見櫓 →長和殿・松葉の塔

→豊明殿 →山下通り →蓮池濠 →桔梗門11:20戻

→皇居前広場 →外濠虎の門 →溜池 →山王日枝神社

→境内の食事処「山王茶寮」で昼食(13:30~昼食会)

→石階段に居並ぶ赤鳥居 →山王鳥居  …解散

 

実施概要

 5月23日、旭川東高等学校東京同窓会第8回「さんぽを楽しむ会」は、「皇居参観と外堀虎の門・山王日枝神社」コースを、東高7期から27期までの総勢19名の参加で実施しました。当日はさわやかな初夏を思わせる陽気のさんぽ日和に恵まれました。今回も第3回より続いてわかりやすい説明が好評の郷土史家渡辺功一さんのご案内です。

 

 午前9時10分にJR東京駅丸の内南口を出発。皇居へ向かう途中、八重洲の地名のもととなったといわれるヤン・ヨーステンが乗ったリーフデ号の像を見学し、桔梗門(内桜田門)へ。前回の防衛省とも違う厳重な受付を済ませ、約1時間半にわたる皇居一般参観へ。まずは休憩所の窓明館で、10時からは見学できない宮殿内部なども映っているガイドビデオを見ました。それまでは、売店でお土産を購入。帰りは勤労奉仕団が使用するので今しか機会がありません。

 

 10時15分過ぎ、いよいよ出発。案内は宮内庁の制服の方です。国会議事堂のモデルとなった元枢密院庁舎を右手に見ながら富士見櫓へ。途中の石垣の石には薩摩藩の家紋が刻まれていました。富士見櫓は明暦の大火(振袖火事)の後万治2年(1659)に再建され、天守閣が再建されなかったため、その代用とされたといわれています。

 

 昭和27年(1952)から44年(1969)まで仮宮殿としても使われていた宮内庁庁舎を過ぎ、いよいよ宮殿へ。新年及び天皇誕生日に一般参賀が行われる長和殿に面した宮殿東庭。160mという長和殿の長さと、2万人が集まる宮殿東庭の広さに驚きの声も。20種類以上の大きな寄せ植えを眺めつつ、二重橋へ。この橋の現在の名称は正門鉄橋。二重橋の名称の由来は第6回さんぽの会で学習済みです。

 

 振り返ると、橋の向うには伏見櫓。この櫓は三代将軍家光が寛永5年(1628)に京都伏見城から移築したと伝えられています。再び宮殿へ戻り、外国の賓客が使う南車寄の前を通り、一般参賀の際に皇族方が立つお立ち台は毎回設営すること、有田焼の灯篭などの説明を聞き、松の塔(照明塔)、北車寄を経て山下通りへ。春は桜、秋は紅葉がきれいとのこと。新緑と木の葉を吹き抜ける涼風が心地よかったです。宮内庁庁舎前から蓮池濠を見て窓明館へ戻り、一般参観は終了。

 

 ここからは、渡辺さんの案内で街歩き。桜田門を出て桜田通りを通り、霞が関、潮見坂を経て虎の門へ。さざれ石のある文部科学省などが入る合同庁舎では、その工事で出た石垣を見学。現在の東京大学工学部の前身にあたる元・工部大学校跡を示す記念碑もありました。今は埋め立てられてない外濠、商船三井ビルは濠の跡地に建つなど、なかなか今のビル街から江戸の町を想像するのは難しいと思いました。溜池が外濠兼用の上水源であったなど、いまでは地名のみがよすがとなっています。

 

 溜池から赤坂見附方面に歩き、上りのエスカレーターに一部の参加者が感謝して登り、山王日枝神社へ。ここは江戸城の裏鬼門にあたるそうで、もとは城内にあったものを、二代将軍秀忠のころ城外に移り、明暦の大火後に現在の地へ移ったとのことです。日枝神社特有な形状の山王鳥居が目印です。

 

 昼食は境内にある「つきじ植むら 山王茶寮」。松花堂弁当を、都会とは思えない緑に囲まれた個室で満喫しました。帰りは江戸情緒溢れる赤い鳥居が連なる石段を降りて駅へ。

 

 今回も12500歩のさんぽで楽しいひと時を過ごしました。いつも綿密な計画を立ててくださる渡辺さんに、改めて感謝します。次回秋をお楽しみに。 (27期 砂澤祐子記)

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