旭川東高等学校東京同窓会
同好会

◎さんぽを楽しむ会

第3回 「神楽坂のさんぽ」

2009年4月20日(月)に開催されました。

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開催日時

平成21年4月20日(月) 午前10時20分〜

コース

JR飯田橋駅 10時30分出発

→牛込御門→牛込濠→飯田濠→神楽坂→毘沙門天→本多横丁→芸者新道

→かくれんぼ横丁→光照寺→宮城道雄記念館→最高裁長官公邸→見番

→鳥茶屋別館(午後1時より昼食)

 

実施概要

 旭川東高等学校東京同窓会の「さんぽを楽しむ会」の第3回「神楽坂のさんぽ」が、4月20日にご夫婦二組を含む計14名の参加で行われました。

 

 今回は『神楽坂がまるごとわかる本』を執筆された神楽坂在住30年の郷土史家渡辺功一さんに案内していただきました。

 

 午前10時30分にJR飯田橋駅西口を出発。江戸時代の面影を残す外堀の牛込御門の石垣と牡丹を眺めながら江戸の街探訪へ。牛込濠・飯田濠を眺めセントラルプラザ地下の地図を見ながら牛込神楽坂界隈の昔をしのび、揚場町など往時の水運の記憶をとどめる町名の説明に一同感心しました。

 

 神楽坂を登り、毘沙門天へ。神楽坂の通りに面した毘沙門天は善國寺というれっきとしたお寺ですが、明るい感じの建物から神社と間違う方もいるとか。通りを渡り、入り組んだ細い路地に往時をしのばせ、黒塀の料亭がある本多横丁・かくれんぼ横丁・芸者新道へ。神楽坂が三業地として発展したもととなったという行元寺跡にできた超高層マンション脇の寺内(じない)公園で記念撮影。

 

 再び神楽坂を登り、島村抱月・松井須磨子の芸術座跡を見学、かつての寺町の面影が残る通りを歩き尾崎紅葉旧居跡へ。渡辺さんから『金色夜叉』が紅葉自身の体験をもとに書いたものという説明を聞き、あらためて神楽坂が明治・大正・昭和の文学に縁の深い地ということに気付きました。

 

 その後、日本出版クラブ会館、天文屋敷跡を経て、戦国時代の牛込城の跡地に建つ光照寺境内へ。出羽松山藩の菩提寺であったため、境内には出羽松山藩酒井家歴代藩主の墓がありました。その後立ち寄った「春の海」で有名な作曲家・箏曲家の宮城道雄記念館は月曜日なのであいにく休館でした。昭和初期の日本建築の立派な屋敷は最高裁長官公邸。茶道の遠州茶道宗家・若宮八幡神社を経て昼食会場の神楽坂 鳥茶屋 別亭へ到着しました。

 

 約2時間半のさんぽでのども渇き、ビールがとても美味しく感じられました。神楽坂らしいお座敷で松花堂弁当をいただきました。絶好のおさんぽ日和の暑くもなく寒くもない天気に恵まれ、今にも着物姿の芸者衆があらわれそうな風情のある街並みを歩き、渡辺さんの面白くてためになる解説で楽しい一時を過ごすことができました。

 

 次回は、秋の一日皇居周辺の散策などを計画しております。(27期 砂澤祐子記)